だれでも句会システム
ねたあとに -presented by 傍点-

丼の俳句

このページのURL:
http://www.netaatoni.net/users/aradon_3/haikus?page=3
句会
コンビニは店終いせり土用凪
稲妻や黒猫何か咥へたる
年末のタクト忙しき指揮者かな
オリジナル・ラブの鐘が鳴る夏の暁
野球場かたく握った若布飯
1
子の顔を札よりもみる歌留多かな
目借時かゆいところはありません
背の高き新車止まれり火事の庭
秋日和太田市虚構展示室
唐黍の花の彼方やテオティワカン
雹降りて魔美は海までテレポート
1
立春や赤コーナーで額切る
夕や潰す吾の脱け殻の掛蒲団
残暑避け火蟻の如く群がれり
日に灼けしプールサイドの藁半紙
2
震えゐる静子夫人やバラの肥
塵取りの髪の長さの日永かな
1
木枯らしやゲルマニウムローラーころころ
どんど焼きの団子囲んだ子らおらぶ
帰り花着付師の背に口のあと
1
此頃は囲まずに食ふおでん鍋
1
バス停に潰れ過ぎたる蟇のゐて
2
アクセルを踏み込んだクーラー直った
自転車の子らを通せり百日紅
めんたい味サラミ味食ふ秋思かな
雲の峰エル・パソ経由南行き
冬服の愛は唾液にとけにけり
飼ひ主も道に尿せり松の内
葉桜やポテトサラダを愛撫せり
白木蓮はさみの奥のシテとワキ