13;○;折詰にたわみのありて花朧;お花見の確かな実感。; #bouten_kukai
【折】;徳山選;13;◎;折詰にたわみのありて花朧;折詰の中身のずっしり満タン感が「たわみ」という三文字で表されている。お酒も良いけど、何といってもお花見の愉しみは外で食べるご馳走だなーということで特選!!
【折】;あら丼;13;○;折詰にたわみのありて花朧;たわみがもたらす中身への期待感は想像する期待感で句の中の人物も読む側も同じもので、なるほど共感度の高さをうまく引っ張ってくるなあと感心して選。; #bouten_kukai
【折】;kunikoo;13;○;折詰にたわみのありて花朧;折詰といえばあのペラペラさ! たわんだ折詰 = 中身がぎっしり、という幸福感が簡潔にあらわされていてとてもよい。持ったときの重さや湿り気まで感じる。; #bouten_kukai
【折】;ウラモトユウコ;13;○;折詰にたわみのありて花朧;素直に読めば中身のぎっしりさの事ですよね。なんだか早とちりして、湿気で歪んでる蓋のことだと思っちゃった。どちらにしろ製品の形を変える程の食欲ということで好きです。 #bouten_kukai
【折】;山科;13;○;折詰にたわみのありて花朧;季語が夜であることで、折詰の重みにしっとりとした抒情が加わる。昼間の花と折詰の組み合わせでは出ない空気感が、季語によって醸し出される。; #bouten_kukai
【折】;中央公論新社(文芸);13;選外;折詰にたわみのありて花朧;; 折詰のたわみに着目したのがよかった。容器の質感を詠んで、中身の充実を想起させるのがおもしろいです。季語との取り合わせも好き。