【当季雑詠】;ナ;43;○;鳴る靴を洗えば春の泥の水;歩き始めた子のキュッキュッと鳴る音がいとおしい。泥の中に行かれても一瞬で嬉しさの方が勝つ。進め進め。外を歩くのも靴を洗うのも春なら楽しい。; #なんかわ句会2
【当季雑詠】;寝る子;43;○;鳴る靴を洗えば春の泥の水;小さくてカラフルでツルツルした靴から広がり出る泥水がキラキラと美しく見えた。洗いながら鳴らしてみたりしたいな。; #なんかわ句会2
【当季雑詠】;徳山選;43;○;鳴る靴を洗えば春の泥の水;かわいい靴から流れ出る泥のまあ多いことよ。子の行動範囲が広がっていることへのおどろきとうれしさが窺える。子育て中ならではの感慨。いいなあ。; #なんかわ句会2
【当季雑詠】;ボンコバ;43;○;鳴る靴を洗えば春の泥の水;「鳴る靴」という靴の把握が、子供ではない自分をしっかり感じさせる。; #なんかわ句会2
【当季雑詠】;く;43;○;鳴る靴を洗えば春の泥の水;そうか春の泥か、春の泥ならどろどろの靴を洗うのも楽しいね、と思えてうれしくなって選。「春の泥の水」っていう言い方がすき。説明口調だけど語呂もよくて気持ちいい。; #なんかわ句会2
【当季雑詠】;貴;43;○;鳴る靴を洗えば春の泥の水;「なんでこんなに入ってるのに痛くないの!?」と不思議になるぐらい砂やら何やら入ってるんだよね。そして洗ってすすいでもすすいでも砂が出てくる。マジかよと思いつつそれも嬉しい親心。; #なんかわ句会2
【当季雑詠】;志村選;43;○;鳴る靴を洗えば春の泥の水;「鳴る靴」は一時期よく見かけた、キュッキュと音の出るスニーカーと解釈。元気よく走り回る子の靴を洗ってみれば、豪快な汚れが流れ出ていく。春らしい、生命力のある句だと思いました。; #なんかわ句会2
【当季雑詠】;れいこ;43;◎;鳴る靴を洗えば春の泥の水;歩き始めた子の、歩きたい気持ちを増幅できるのが「鳴る靴」。おぼつかない足取りでも、道が悪くても、どんどん歩かせてあげたのだな。子の喜びと親の喜びの結果の「春の泥の水」で愛おしい。特選!; #なんかわ句会2
【当季雑詠】;芽;43;○;鳴る靴を洗えば春の泥の水;泥だらけのピヨピヨサンダルでも運動グズでもどれでも可愛い。そしてどれだけ洗ってもまだまだ出てくる泥に辟易としながらも成長を喜んでいる親の嬉しい嘆きだなと思います。きっと別洗いせざるを得ない服お泥だらけ。;#なんかわ句会2
【当季雑詠】;光;43;○;鳴る靴を洗えば春の泥の水;「鳴る靴」、正式名称がわからないのに、その言い方だけで子供のあの靴だとみんなにわかる。そこがすごいなー、と思った。子供の靴ってなんでああえげつない汚れ方するんだろう。; #なんかわ句会2
【当季雑詠】;舘;43;○;鳴る靴を洗えば春の泥の水;ミキハウスのTシャツは着せても鳴る靴は履かせなかったわたしだが、これは泥だらけの靴を洗う苦行を鳴る靴という語で救いが見えたので選。ただかわいいだけではないのがとてもいい。; #なんかわ句会2
【当季雑詠】;炭野文;43;○;鳴る靴を洗えば春の泥の水;人気句!子どもの可愛らしさと親の洗濯の大変さと季節の暖かみが同居して、一斉に伝わってくる。; #なんかわ句会2
【当季雑詠】;裏;43;◎;鳴る靴を洗えば春の泥の水;これはもう「鳴る靴」の四音のチョイスで特選。冴えない現実をとても良いもののように昇華する手つきも鮮やか。; #なんかわ句会2