友定選;55;○
初夏や小盆の上の二百円
映画を踏まえなければ小銭の持ち主や使いみちを想像できる句に感じられますし、観た人にはうららさんたちの思いに対する書き手の共鳴が感じられるでしょう。物を提示することに徹した結果、観た人にも観ていない人にも届く句に!#boutengawa
【映画『メタモルフォーゼの縁側』】;炭野文;55;○;初夏や小盆の上の二百円;百円玉二枚が小盆の上に乗っている。その場所と二百円の価値を見出すのが俳句ならではと感じた。
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【映画『メタモルフォーゼの縁側』】;妹;55;○;初夏や小盆の上の二百円;あの二百円、いい二百円ですよね。見ててあんなに嬉しい二百円なかなかない、二百円以上の価値のある二百円だ。清々しくてよい景。; #boutengawa
【映画『メタモルフォーゼの縁側』】;屁;55;○;初夏や小盆の上の二百円;これはただの二百円ではなく、自分たちが作ったものが誰かに届いたことの証しである百円玉2枚!いや、でもやっぱり二百円は二百円か。そんな悲喜こもごもの景色が浮かんだ。; #boutengawa
【映画『メタモルフォーゼの縁側』】;山科;55;○;初夏や小盆の上の二百円;「小盆」がすごい。このひとことによって画面がクローズアップされ、百円玉が大きく見える。その価値や、銀色の輝きが強調される。; #boutengawa
【映画『メタモルフォーゼの縁側』】;黒木;55;○;初夏や小盆の上の二百円;「小盆の上の二百円」がいい。見たままの景色ではあるけれど、雪さんの家のたくさんの小物が配された空間の中でそこにぐっとカメラが寄る感じ。盆と百円玉の丸みが優しい。; #boutengawa