【眠くなる句】;杜杣;20;◎;パン工場ごと包まれし春の昼;ごと、である。パンだけでなく工場ごと。その陽気はなるほど透明なビニールの包みに思えてくる。人はパンを包み、春の陽気は工場を包む。ごと、が説明的すぎる気もするが、なかったらどうか?;
【眠くなる句】;与儀明子;20;○;パン工場ごと包まれし春の昼;; 白い帽子と作業服で包まれてる人間がいて、その全体を包むパン工場があって、それをさらに春の空気が包むのをイメージしました。納期とか迫ってなくてのんびりライン作業してそう。ほんわかしてて好きです。#bouten_kukai
【眠くなる句】;neruko;20;○;パン工場ごと包まれし春の昼;パン工場の近くはパンの匂いがする。春の暖かな空気が匂いを強くする。工場周辺がパンの匂いに包まれていると思っていたが、春の昼に「パン工場ごと包まれ」ているのか!; #bouten_kukai
20;○;パン工場ごと包まれし春の昼;春の昼に包まれたのだとすれば、それは周りじゅうがどこも包まれて当たり前なのだけど、パン工場・春の昼のもつ漠然とした多幸感がとにかく圧倒的なので、いい気分になりますよね。; #bouten_kukai
【眠くなる句】;kunikoo;20;◎;パン工場ごと包まれし春の昼;『ノラネコぐんだん パンこうじょう』だ! 工場サイズに焼けたほかほかのパンと、あたりを包む焼きたてパンのにおい、のどかな春の昼。なんてしあわせな取り合わせなんだ! 特選です!; #bouten_kukai
【眠くなる句】;石原ユキオ;20;○;パン工場ごと包まれし春の昼;主体がパン工場の中にいた、工場ごと春の昼に包まれていた、と読めるが、パンが個装される様子も連想させる。パンの袋に包まれたかのような暖気とパンの香り。; #bouten_kukai
【眠くなる句】;山科;20;◎;パン工場ごと包まれし春の昼;何が包まれたのか言わず「ごと」とだけ言うと、任意の物、ありとあらゆる物が春の昼に包まれている(包まれうる)という明るい感覚だけが際立つ。; #bouten_kukai