だれでも句会システム
ねたあとに -presented by 傍点-
『ビッグコミックオリジナル』表紙俳句選抜バトルロイヤル第2ラウンド
紫陽花や軽トラの窓頬つける
選者
選評
徳
酒井匠 酒井匠 酒井匠
【紫陽花(二物)】;酒井;13;○;紫陽花や軽トラの窓頬つける;雨で遊びに行けなくてつまんないな、というムードになりそうな素材が、軽トラで一気に、雨でも屋外で仕事をする大人の句になっていて、おお、と思いました。なぜかつくりごとでない作者の実感があるような印象も受けたのですが、あ、クニコさんなのかな?; #bouten_kukai
千野 帽子 千野 帽子 千野 帽子
【紫陽花(二物)】;千野帽子選;13;◎;紫陽花や軽トラの窓頬つける;〈窓頬つける〉は助詞がふたつ省略されていて舌足らずだが、〈軽トラ〉を用意し、しかもそれを「車内から」記述する着眼でその弱点をふっ飛ばした。雨かどうか書いてないのもいい。案外晴れてるぞこれ。; #bouten_kukai
ウラモトユウコ ウラモトユウコ ウラモトユウコ
【紫陽花(二物)】;ウラモトユウコ;13;○;紫陽花や軽トラの窓頬つける;幼い振る舞いはまんま子どもの仕草か。乗せられてる感。紫陽花は季語と割り切り、温度のことだけが浮かぶ冴えた句。; #bouten_kukai